エンジンチェックランプ点灯、ディーラーでは交換する他手段はないといわれたB47エンジンのEGRバルブ。
診断内容にもよりますが交換しなくても直る可能性はあります!
実際、非分解構成なのです。しかし当店ではSDGsな社会…分解→清掃→キャリブレーションで直せる車両あります。
数値も劇的に改善!
写真中央に見えるのがEGRバルブです。
こちらの車両、画像の位置「開度約60%」で固着していまいます。ギアが悪い訳でもモーターが悪い訳でもありません。ディーゼルの煤が悪さしているのです。
しかし、駆動部に煤が入るとは…致し方ないのですかね……。
コンピュータの画面、左側が指示値、右側が実測値です。
ほとんど動いてないのがわかります。
EGRとはディーゼルエンジンの排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を減らすために、排気ガスの一部を吸気に戻してあげる装置で、EGRバルブはその流量を調整する装置なのですが、そこにディーゼルならではの煤が多く付着して、バルブが固着してしまい、結果吸気の空気量が調整出来なくなり、燃焼が不安定になり警告灯が点いてしまいます。
清掃するにはEGRバルブにアクセスしなくてはなりません。
オイルフィラーキャップ後方辺りにあります。
EGRバルブを外すと、煤が付着しています。
キレイに清掃します。
特殊形状のボルトを外して…
バラすと先ほどの画像の固着したバルブ駆動ユニット部分が。
ギアやシャフトに煤が付着して動きを悪くしています。
しっかり清掃します。
元に戻して再びコンピュータにてチェックします。
コンピュータの指示に対する数値がずれていたり、リニアにスムーズに動作しなければEGRバルブの交換をしなければなりませんが、既定値に達し合格!
状態にもよりますが、しっかりと清掃すれば直ります!
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