お預かりしておりますBMW F10 528i
先日、バルブトロニックサーボモーターを交換しました。
が、多少良くなったもののまだおかしい…
エキセントリックシャフトの角度の数値が変な固定されたまま…
これは…
エキセントリックシャフトセンサーが壊れてます(T_T)
パーツをオーダーし、入荷しましたので、タペットカバーを外して交換していきます。
赤丸のパーツがエキセントリックシャフトセンサーです。
やはり見た目ではわかりません(^_^;)
取り付けボルトは落ちない構造になっていますが、ちょっと怖いです…
バルブトロニックとは無段階で吸気バルブのリフト量を制御するシステムで、吸気抵抗の低減によるエンジン出力と燃費の向上、そして優れたスロットルレスポンスを実現できる機構としてBMWエンジンに多く採用されています。
機構としてはカムシャフト上側にある“エキセントリックシャフト”と呼ばれるカムシャフトのようなものをバルブトロニックモーターで回転させて、インテークカムシャフトとロッカーアームの位置関係を変化させ、インテークバルブのリフト量すなわち吸入吸気量を変化させる構造です。 通常ならカムシャフトの形状分しかバルブは開閉しませんが、バルブトロニック機構はインテークバルブのリフト量でアクセルと連動するスロットルバルブの役目を行っているのです。
バルブトロニックサーボモーターと噛み合うエキセントリックシャフトのギア部分を手で動かすと、位置関係が変わるのが見えます。
タペットカバーパッキンも新品へ交換し、規定トルクで締め込んでいきます。
バルブトロニックサーボモーター交換後は、一般的なエンジンのスロットルバルブ交換時と同様に、テスターによる学習プロセスが必要です。
ストップ位置学習操作により、エキセントリックシャフトが最小リフト方向へと駆動させ、機械的なストップ位置をDMEが保存します。
故障メモリーも無くなり、全てグリーン、異常なし♪
エキセントリックシャフトの角度を見てみると、上の規定値に対して下の実際の数値はほぼ同じになり、間違いなく正常です!
すこぶる快調になりました\(^o^)/
火曜日のご納車予定です。
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